現在行き過ぎたダイエットの反動から過食症などの摂食障害になる人が増えており、その体験記を綴ったブログも増えています。
ネットで少し検索しただけでも、夥しい数の過食症に関するブログが存在し、過食症が今どれだけ日本で、いや、世界で浸透している病気なのか窺い知ることができます。
過食は「意志の弱い人の行為」などと誤解を受けることもしばしばありますが、ブログは過食症の実体験記などが大部分を占めていて、読んでいると、過食症という病気の根の深さを感じます。
過食行為をブログに書くことで彼女達(彼ら)は何を求めているのでしょうか。
過食行為に限らず、自らの思いを文章化するということは、文章として発露した時点で自分の思考を第三者の目から見ることが可能になります。
また、文章化すること自体に浄化作用があると思われます。
こうして過食症の彼女ら(彼ら)は、自らの病気を告白することにより、幾分かは癒され、また、自己を見つめる機会をみつけ、そして他者に対して自分と同じ病気にならぬよう、警鐘を鳴らしてくれているのかもしれません。
他人事だと思っているあなた、一度でもダイエットの経験はありませんか?
ダイエットの反動で、食べ過ぎてしまったことはありませんか?
過食症はもはや現代病の一つと言えるのです。
他人事ではありません。
少しでも過食症の傾向が見られるようでしたら、身近な人や、医師に相談するのが良策でしょう。
現代では精神科は敷居の高い場所ではなくなっています。
もしあなたが多数存在する過食症のブログの内容と同じ行為を繰り返しているようでしたら早急に専門機関に相談すべきなのです。
過食症の治療とはどのような方法をとればいいのでしょうか。
病院に行ってまず行われることは、薬を処方されることです。
しかし、本当に薬の服用するだけで、治る病気なのでしょうか。
過食症には効く薬はないという論もあります。
食欲抑制剤などは、対症療法でしかありません。
心の病気の問題は、やはり心の状態の改善が最重要課題となります。
手始めに、病気である自分を受け入れてもらうことが重要です。
過食症である自分、というものをありのまま受け入れてくれる存在が必要です。
受け入れてくれる存在がいることによって、過食症である自分を認識することができます。
そして、自分自身ももちろん病気である自分を受け入れる必要があります。
自分を愛するということです。
自分を愛することができるようになれば、他人を愛することも自然とできるようになります。
自然と心が癒されていくことでしょう。
また、心の問題とはいっても、実際に食事や睡眠、運動、ダイエットなどに関しても注視すべきです。
もちろん心の問題が解決しなければ、食事が怖い、太ることが怖いという概念からは抜け出せないので、食事の改善もうまくはいかないでしょうが、心の問題が解決しましたら、3食決まった時間に食事を摂るようにするなど、なるべく健康的な食事を心がけましょう。
睡眠や運動も生活のバランスを保つには非常に大切な要素です。
その他、ダイエットに関しては、ダイエットに固執して過食症になる人が少なくないので、なるべくダイエットということを意識しなくなる状態が、病気の改善の証しとなるでしょう。
過食症(神経性大食症)の症状とはどういうものでしょうか。過食のエピソードの繰り返し、過食のエピソードは以下の2つによって特徴付けられます。
1(1)他とはっきり区別される時間の間に(例:一日の何時でも2時間以内)、ほとんどの人が同じような時間に同じような環境で食べる量よりも明らかに多い食物を食べること。
1(2)そのエピソードの間は、食べることを制御できないという感覚(例:食べるの止めることができない、または何をどれほど多く食べているかを制御できない)。
3.体重の増加を防ぐために不適切な代償行為を繰り返す、(例えば自己誘発性嘔吐;下痢、利尿剤、浣腸、またはその他の薬剤の誤った使用;絶食;または過激な運動)
4.むちゃ食い及び不適切な代償行為はともに平均して、少なくとも3ヶ月にわたって週2回起こっている
5.自己評価は、体型及び体重の影響を過剰に受けている。(例えば痩せていると自己評価は高くなり、太っていると自己評価は低くなる)
6.障害は拒食症(神経性無食欲症)のエピソード期間中にのみおこるものではない
そして、病型を分類すると次のようになります。
1.排出型:現在の神経性過食症のエピソード期間中、その人は定期的に自己誘発性嘔吐をする、または下剤・利尿剤・浣腸の誤った使用をする。
2.非排出型:現在の神経性過食症のエピソード期間中、その人は絶食または過剰な運動などのほかの不適切な代償行為を行なったことがあるが、定期的に自己誘発性嘔吐、または下剤・利尿剤または浣腸の誤った使用はしたことがない。
過食症と一言に言っても、人それぞれ症状が異なります。単なる「食べすぎ」との違いを把握しましょう。
拒食症や過食症など摂食障害は身体を張ってのかなり厳しい自己表現です。
やはり生きてゆくのに食べることは不可欠ですから、そこで通常とは違う行動があれば家族は驚いて注目せざるを得ません。
食べなくなることは強烈な自己アピールです。
拒食症の場合は母親との葛藤が多く、女性になるのが怖くて女性らしいふくよかな身体になることを拒否している場合が多いのです。
拒食症の母親のタイプはコントロールマザーが多いようです。
母親の愛情表現が自分の思うとおりに子供を育てようと自分の考え方を押し付けている場合、子供は母親が作った手料理を食べないことで母の愛を拒否して、身体を張って自己主張しているのです。
そこで、それまでおとなしくていい子でいたのに、急に食べなくなって母親はおろおろします。
身体の調子が悪いのかと思って内科に行っても身体はどこも異常がなく、そのうちに自分への反抗だとわかるようになります。
そして、少しづつ子供の気持ちや意見を聞くようになって、母親の過干渉的な愛情表現が変わっていくのです。
また母親特定でなく女性性を否定している場合は、誰が作ったものも受け付けないためスーパーで買ってきたおかずも食べません。
過食症の場合は、食べることが孤独感を癒すことになって、その過剰要求が症状として現れているように思います。
同じ過食症でも食べた後に自分で吐く場合と、もったいなくて吐けずに肥満を伴う場合とがあります。
そこは、女性性に対する抵抗があるかどうかで違ってくるのです。女性を否定したいときは、吐くことによってどうしてもふくよかな女性になることを拒否したいのです。
過食を引き起こす元になるものを「マグマ(過食のエネルギー)」といいます。
マグマは心理的要因と生理的要因の二つがあります。
心理的要因は過去のトラウマ、ストレス、体型への過剰なこだわり、愛されることへの過度な欲求などです。
生理的要因は、体が悪循環のサイクルを覚えて習慣化し、やめられなくなったものです。
過食症(食物の依存症)はアルコール、薬物、ニコチンなどの依存症で分かるように、治療を受けなければだんだんと悪化する傾向にあります。
20代の患者さんなら30代,40代と長期にわたり「マグマ」が増え続けるおそれがあります。
マグマは子供の頃から身につけてきたマイナスの思考パターン、家族関係、潜在意識に深く関係しているので、自分の力で減らすことは非常に困難です。
それに対して、過食、過食嘔吐、下剤乱用、チューイングなどの「症状」は恋愛、結婚、出産その他の環境変化や、一時的にストレスが減ることで止まることがあります。
また何かの偶然でたまたま止ることもあります。
過食が数ヶ月から数年一時的に止まったとしても、マグマを減らす根本治療をしなければ、いずれ再発する可能性が高いといえます。
病院やセンターなどにも数ヶ月から数年過食が止まり、再発した人が多数相談を受けにきます。
数ヶ月症状が止まったからといって安心せず、下記の再発例を参考にマグマを減らすための根本的な治療を病院や専門の治療機関で受けるようにしましょう。
過食症という概念、摂食障害という概念が生まれたのはいつの時代のことなのでしょうか。
主として、女性にみられる極端な食欲不振とやせ状態については、17世紀後半から報告がありますが、症例の急激な増加は、第二次大戦後から、特に1960年代以後です。
しかし当初は、拒食タイプだけが注目されており、特に日本では、1970年代になって、過食タイプの報告が多くなりました。
そして、従来から知られていた神経性無食欲症(思春期やせ症、拒食症)に、その対極にある神経性大食症(過食症)を加えて、それらの上位概念として、摂食障害(Eating Disorder)という用語が使われるようになりました。
過食症は、さらに、自己誘発性嘔吐とか利尿剤、下剤乱用などの浄化(Purging)を伴うものと単にやけ食い(Binging)だけのものに分けられます。
このほかチューイング(Chewing,噛み吐き)だけという特殊タイプもあります。
もっとも、これらの下位分類は個々の患者(とくに若年層)の病歴の中では、合併したり相互に移行する傾向があり、その場合には拒食期、過食期というように呼ばれます。
一般に、拒食症(拒食期)のほうが年齢的にやや若くて、十代に多く、過食症(過食期)は20歳前後に多いという特徴があります。
拒食症から過食症にという病状変化の傾向がある一方で、拒食からでなく、過食から発症するタイプは低年齢で発症する傾向があるという報告もあります。
嘔吐なしの過食タイプは、約9割がダイエットからスタートしますが、過食嘔吐タイプはもっといろいろな発症の仕方をします。
このように、昔は過食症という概念ですらなかったことが、調べると明らかになります。過食症は立派な摂食障害という病気です。
自覚症状のある方は早めに周りの誰かに相談したり、通院することをお勧めいたします。
ここでは、過食症と薬の関係についてみていくことにします。
精神病の薬には様々な薬があり、食欲を抑制してくれるもの、また、逆に亢進するものだともあります。
過食症の治療には、もちろん、食用欲を抑制する薬が処方されるのですが、実際効果があるかというと難しい問題になってきます。
一般的には過食症は薬ではどうにかなるものではないという認識があるようです。
また、元々過食症ではなかったのに、他の病状に対して処方された薬の副作用から、食欲が亢進してしまい、過食症になってしまった例もありますので、薬を処方された際には充分に医師に副作用など相談してから服用するようにしましょう。
過食をする人は、熱が出ても、虫歯になっても、過食をするといいます。
正にどんなことがあろうと、過食を最優先してしまうのです。
自分の過食症がどんな原因があるのか何も考えずに薬の処方だけ受けていては、「効きませんでした」「では、別の薬を・・」と次から次へと様々な薬を試すだけとなってしまいます。
また、過食症と薬の関係で、注意を促しておきたいのは、危険なダイエット薬の服用です。
覚せい剤やリタリンなどの食欲抑制効果を狙って、「痩せるから」という理由で若い女性が無闇に乱用する例も少なくありません。
薬は毒にもなりうるのです。あくまでも病気を治す補助的なものとしてうまくつきあっていきましょう。
過食症を克服するには、表面的な問題にばかり注視せず、根幹治療が大切なのです。
過食症のダイエットブログというものが多数存在します。
一体どういったものなのでしょうか。
過食症は拒食症から発生することもあり、どちらも自分の体重によって自己評価が決まるなど、共通項もたくさんあります。
ダイエットから過食症になってしまった人もたくさんいます。
そんな中で過食症者のダイエットブログというものに注目してみました。
多く見受けられるのは、食べた食事の内容や量、体重をグラフ化などして詳細にブログに記録していることです。
これは、過食症に限らず、普通のダイエッターがよく使う手法で、自分が一日で食べた量や内容を把握するだけで、健康的な食事に意識的になり、自然と痩せていくというものです。
では、普通のダイエッターにとってのダイエットと過食症の人のダイエットの違いはなんでしょうか。
根本的に異なるところは、ダイエッターは病気ではなく、過食症は病気であるということです。
過食症の人は、むちゃ食いを繰り返してしまったり、場合によっては嘔吐や下剤によって無理に排出してしまう人がいますが、自分の食事を見直すことによって、まずは食べすぎ(過食)かそうでないかの認識をすることができるでしょう。
ダイエットブログといっても、いくつかを拝見しましたが、極端な食事制限をしているものはありません。
アンチ・ダイエットという言葉もありますが、「食べない」ダイエットではなく、「食べて」過食症(摂食障害)を治すということを考えていくことが重要なのかもしれません。
過食症になったら、必ず病院やクリニックなどの専門機関に相談しにいきましょう。
摂食障害過食症、過食嘔吐、下剤常用、拒食症は寝たきりになったり、命にかかわることもある重大な病気です。
単なる「食べすぎ」と軽くみなしては、大変なことになります。
特に、過食だけでなく、その中の排出型である嘔吐や下剤乱用を友なう行為は、確実にあなたの心だけでなく、体も蝕んでいます。
単なる癖で、しばらくすれば自然に治るような軽い病気ではありません。
早急に最寄の病院、精神科、心療内科、婦人科、胃腸科等で治療を受けることをお勧めします。
また、過食症に限りませんが、精神科系の病院やクリニックでの始めの診察で、医師に心無いことを言われてしまい、病気の治療を諦めてしまう人がいますが、自分に合う医師に巡り合うよう、下調べしたり、病院を変えることも考えに入れておきましょう。
自分に合った医師に巡り合えば、すぐにでも治るという病気ではありませんが、薬とカウンセリングによる治療が効果をあげることもあります。
特にカウンセリングは心の問題である過食症を見つめなおすのにとても重要な作業の一つです。
しかし、通院により、過食嘔吐、下剤が完全に止まるようになっても、おう吐したり下剤を使っていた体がすぐに健康体に戻る訳ではありません。
過食症は体の病気も牽引する病気ですので、念のため、病院、クリニック等で体の診察、検査、治療もしてください。
はじめにも言いましたが、過食症は命に関わる病気だということを忘れないでください。
ここでは、過食症と芸能人の関係についてみていきましょう。
過食症「の」芸能人というゴシップネタではなく、過食症「と」芸能人の関係です。
過食症は芸能人に関係あるの?と不思議に思われる方も多いかと思いますが、これが、実は少なからずともあると言えるのです。
まず皆さんにお聞きしたいのですが、80年代以前のアイドル・芸能人の映像を観たことはないでしょうか。
懐かしの映像などスペシャル番組で目にすることもありますし、今はネットが普及していますから、検索すれば、昔の芸能人の画像などいくらでも目にすることは可能でしょう。
そこであなたは何かに気づきませんか?
メイクやファッションの違いはもちろんのこと、現代の芸能人よりいささかふっくらしていることに気づきはしないでしょうか。
そうです。
明確に時代を区切ることはできませんが、明らかに今よりも10年、20年前のメディアの芸能人はいまよりもふっくらしている傾向にあったのです。
ではこれが過食症とどのような関係を結ぶのでしょうか?
現代の芸能人の姿をみてください。
みな、痩せすぎとも言えるほど痩せてはいないでしょうか。
中には、ある女性歌手のように、病的に痩せることに憧れを抱く人も少なくありません。
TVや雑誌などのメディアで活躍する芸能人は、世相の鏡となることが多々あります。
メディアで活躍する芸能人が痩身傾向にあるというのは、一般人もそうであると言えるのです。
言わずもがな、行き過ぎたダイエットから起因した過食症は多数存在します。
メディアで活躍する芸能人を見るのではなく、あなた自身の内面を見つめることが大切です。